一心”燗”別館での昼餉

今日は午後から代休をとったので，一心燗別館で昼食としました．
前々から行きたい行きたいと思いつつも，
職場から結構な距離なもので，ナカナカ機会がなかったのである．

丁度今日から昼食も別館の方で出すことになったという話で
（これまでは昼時間は離れのみの営業だった）
一人客としては，カウンタで食事できることが有り難い．
シャイで無口な私を気遣ってか（？）
燗主ともさんが，時折声をかけてくれるのもカウンタならでは．益々有り難い．
勿論，複数名連れだってやってきても，個室が種々ありますのでOKですよ．

正直言って，今回は記事にするかどうか，迷いました＾＾

縁高弁当という１０００円の日替わりを戴きました．が，
下世話な話ですが，この価格でこの手の込んだ料理を出したらお店は儲からないでしょう．
こうしてblogで私が勝手に紹介するのはいいんですが，
その結果，お客さんが，今以上に続々とやって来るようなことになっては，
いずれ，昼食分の赤字がどんどんとふくれあがって，
ともさんが生き甲斐のまかないと晩酌量を減らさなければならなくなるのではないか（笑）？
自主的に，そういう結論に至ったわけですよ．

尤も，せめてもの救いは，このblogのアクセス数など，たかがしれていることで，
世間的には，さほどの影響力を有していないことを私自身がよ～く知っているので，
まぁ結局こうして書いております（＾＾）

食後，ともさんに，”失礼ですが，これではモトがとれないでしょう？”と伺ったところ
”いやぁ，あまり深く考えてないんです，ふふふふっ”と余裕でかわされました（笑）
どうやら確信犯のようです＾＾

材料よし．調理よし．盛りつけよし．
おかげさまをもちまして，舌にも，心にも，とても贅沢な昼食とあいなりました．

■一の重
卵巻きがしみじみウマイ．焙り葱はお酒が欲しくなる味．
ひじきはおかずの定番ですが，やはりプロが作ると何かが違う．お酒か？
焼き魚の胡麻が青魚の脂香を融和していてワザです．ご飯に合う．
キュウリの酢の物は茗荷風味が吉．
柿の橙色が，去ってゆく晩秋への名残を感じさせます．上品な甘み．良い柿です．

■二の重
サラダの下には，賽に刻まれた芋が隠れている．
少し酸味のきいたサラダのドレスが芋と良く合っていて驚いた．
どん！とでっかい蟹肉が丸々入っているのが贅沢感UP
三つ葉の煮浸しは椎茸の上品な出汁が，材料の素性の良さを引き上げている．
はらこ，は見てのとおり”ぷりんぷりん”．一粒ひと粒が濃厚で，輝いている．
御飯．当然うまい（笑）

■別皿（強肴として）
（たぶん）島豚の角煮，キャベツ・からし添え．
脇役ながら脇役ならず，といったキャベツが良い仕事をしている．

これに汁椀つき．

という感じで，いちおうBlogなので，写真だけというのもねぇ・・・と，
それぞれのお料理には，今，思いつきで＾＾それらしいコメントを付けてみました．・・・が，
まぁ，何も考えず，一心マジックに素直に流されて美味しく戴いた方が勝ちです．
まだ日の高い昼の内から，このカウンタで，この食事が食べられるわけですから．

ちなみに，過去記事はこちら
■一心”燗”別館
■密談（！？）
■一心”はなれ”で勝負デート

コメント 4

会社の近くの店は飽きてしまったランチ難民にとっては、とっても目の毒でした。
by (2006-11-11 17:58) 

先週、Yamadaさんのこの記事を読みすぐ夜に店に行きました。
「昨日Yamadaさんきたよー」
「知ってる、ブログ見た」
ともちゃん、はや～と驚いてました。
ブログの力強し！ですね(笑)
一心のひじき、シンプルなんだけど家庭の味と違いますよね。真似できない味なんだな～。
by takako (2006-11-12 13:34) 

こぎん様，nice!＆コメントありがとうございます．
ウチの会社は駅前に立地していることもあり，周囲に和洋中ほぼ揃っているんですが，
近頃では飽きたらず，徐々にランチ圏が広がりをみせております．
同僚連中はものぐさで，サンダル履きで行けるエリア以外はNGな奴らなので
結局，一人でとぼとぼと探検に行くわけですが＾＾；
by Yamada (2006-11-14 05:53) 

takako様，nice!＆コメントどうもです．

昼からあのお弁当が食べられるのは，つくづくシアワセですよね～
一心，駅前に移転してくれんかの～と本気で思ってしまいます（笑）

尤も，そうなっても，さすがに仕事の合間，昼からお酒呑む訳に行かないので
それはそれで，ツライものがある気もするのですが＾＾；
このときも，おとなしく食事だけにしようと思いつつ訪れたというのに
カウンタに座ったら，結局，伯楽星の呑み比べなぞ，してたりしますので・・・

そりゃ，せっかく燗別館のカウンタに座って，お酒を呑まないのは勿体ない．
それはまるでスキー場にいって，ヒュッテで酒盛だけして帰ってくるようなものだ
（↑学生時代によくやってたらしい＾＾；）
by Yamada (2006-11-14 06:09)